やっと秋めいて来ました
コロナ対策に本校も学校もやっきとなっている間に夏が終わりそうです。
みんな「ウィズ コロナ」などという単語にも慣れて来ているようですが、こうする間にも私のfacebook には海外の友人たちからの投稿がどんどん入って来ています。
アメリカ在住のL.Y氏はさる有名大学の教授ですが、年齢も八〇歳以上になられるので、コロナの蔓延するアメリカでstay home を続けているようです。
そういう彼のために私はベランダのバラの花の写真を撮り届けてあげているのですが、先日こんなコメントを送って来てくれました。”Remember, A rose by other name would smell as sweet”と書き入れてくれました。
この言葉は有名なイギリスの劇作家シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の中の台詞なのです。文武両道というか、もともとNASAの宇宙医学の研究者なのですが、文学にも造詣が深い、と感動させられました。「私たちがバラと呼ぶものは、他のどんな名前で呼んでも同じように甘く香るわ」というジュリエットの台詞で、そういう古典の一節がふと出てくるところが、さすが教養だな、と圧倒させられます。
ひとつの言葉にいろいろな想像をめぐらして行くという作業は多くの書物を読んでいないとできないことです。テレビやゲームも時々は気分転換にいいのですが、古典に触れることもとても大切なことだな、と思い知らされました。